EtakOralCareに関する歯科イータックブログ

2019年2月27日水曜日

睡眠医療勉強会

皆さん、こんにちは。
LifeCare事業室の粂です。

本日は「睡眠医療勉強会、医療連携会」に参加してきましたので、報告いたします。

【日時】222日(金)20時~22時(前半1時間=講演/後半1時間=懇親会)
【場所】Luz大森アプル歯科医院 セミナールーム
【講師】Luz大森アプル歯科医院 久保院長先生
【目的】地域医療の連携を図り、睡眠医療の質の向上を目指す!
【参加】地域の医科(大学病院、クリニック)や歯科の先生方に加え、遠方からも本取組みに興味がある先生方、およびメーカー(睡眠時無呼吸症候群対策用CPAPフィリップス様、世界的なマウスピースメーカーのソムノメッド様、そしてお手入れ用抗菌スプレーの弊社メディア㈱)が参加され、そうそうたる顔ぶれです!

<久保院長先生>





















本勉強会は、久保先生が地域で連携しながら睡眠医療の質の向上を図ることを目指して、なんと個人で開催されています!!

久保先生が仰るには、地域医療連携でもっとも大切なことが「地域に根ざした医療連携のパートナーを見つける」こと!

患者さんへの睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング⇒医科への紹介を実施し、
実際に睡眠時無呼吸症候群の患者さんには医科で治療(CPAP)を実施されています。
また、医科での治療対象外となるケースでも、Luz大森アプル歯科医院様で睡眠時無呼吸症候群用のマウスピースを作成されています。
この医科歯科連携の関係が非常にうまく構築されており、患者さんにとってとてもメリットのある地域医療の連携ができていると感じました。

講演でも、睡眠時無呼吸症候群について、その対策としての地域医療連携の必要性などを、まずは実際にお話しされていました。
歯科でもこの注目度は着実に高まっており、昨年10月に開催された歯科関連の大きな学会(国際歯科大会)でも、非常にご高名な歯科医師の先生が「睡眠時無呼吸症候群」について講演をされていました。

そして、連携のキーツールとなるのが「睡眠医療連携手帳」
久保先生ご自身が作成されたものです。
具体的には、
・睡眠時無呼吸症候群や連携についての説明
・患者さんやかかりつけ医の情報
・検査結果の経時的な記載
・対策や定期検診の重要性
などが1冊にまとまっています。
医科歯科でこの内容を共有・対策することで、地域医療連携が正確かつ非常にスムーズに進められる、非常に優れた手帳です。



 講演途中では、皆さんで手帳に記載のあるエクササイズ(ぐっすり肩甲骨体操)を実施(笑)






















そして、実はEtakOralCareマウスピース・義歯抗菌スプレーについても少し掲載していただいてます!
歯科における睡眠時無呼吸症候群対策に必須のマウスピースのお手入れ方法として、EtakOralCareを取り上げていただいているのです!
実際に久保先生がご自身のマウスピースに使用されており、その効果を実感頂いています(使い勝手の良さや、臭い・プラークの付着対策など。)
他にも漬け置きタイプの洗浄剤もたくさん出ていますが、マウスピースはレジンという特殊な素材で吸水性も高く、液剤に浸し続けることで悪影響もありうるようです。久保先生が以前使用していたマウスピースも2年ほどで割れてしまったようです。


































講演後半では、小児の睡眠時無呼吸症候群の症例や対策などもご紹介。
対策としては口腔周囲筋の機能を回復するMFTが有効的で、その効果をあげるためにガムのトレーニングを実施されたり、口腔機能について絵本で理解を促したりされたりしているようです。絵本の読み聞かせもありましたが、お子さんでもとても分かりやすい内容でした!
12か月の子供をもつ親として、とても感銘を受ける内容で、是非とも読み聞かせたい!

講演最後に近未来の歯科医院として、㈱ミナケアさんの歯科関連の取組事例をご紹介。
ミナケアさんは、延べ1,000万人以上のデータを分析し、個人の健康づくりや企業の健康経営をサポートされている会社です。歯科保健事業サービスも展開されており、品川区などで「デンタルIQチェック」を取り入れられているようです。
むし歯や歯周病の早期発見ではなく、そうさせないための予防型の歯科保健事業の実現!とても素晴らしいサービスです。
山本社長の投資型医療に関するお考えをまとめた書籍「僕らが元気で長く生きるのに本当はお金はそんなにかからない」を拝読したことがありますが、おススメです!









講演終了後は、懇親会を実施。
久保先生と仲良しのお寿司屋さんの料理、絶品です!


































久保先生が仰るには「このようなFace to Faceの集まり・議論が連携には非常に重要なポイント!」とのこと。実際に、皆さん笑顔で、真剣に懇談されており、このような場があるからこそ、信頼して患者さんのご紹介ができるのですね。

ブログでは伝えきれないことだらけですみませんが、本当に充実の2時間でした!
このような取組みが地域医療の深い連携となり、患者さんにとってより質の高い睡眠医療の提供に繋がると、参加をして実感しました。
歯科医師発でこのような取組みをされている事例は聞いたことがありませんが、非常に先進的で重要なことです。他の地域でもどんどん広がれば、患者さんのメリットにもなるはず。
一メーカーの立場として、全力でサポートさせていただきます!

久保先生、本当にありがとうございました!!